1. イタリア旅行サッカー観戦記 | 天空のミラノ
    異国の地でのサッカー観戦を通じて、サポーターの絆は強くなっていく。それはいつまでもいつまでも続くと思っている。





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    第16話 ミラノ-8
     色々な場所を希望しては、消える。俺にしてみれば、観光というよりは、イタリア料理とサッカー、いやカルチョが見られればいいのだから、強い希望は出てこない。
     それは他の二人も同じで、頭を悩ませる。
     そんな事をしている内に、30分が過ぎる。
     ようやくミラノの街も動き始める頃である。
     高橋さんが、ドォーモ広場に面しているデパートを覗いてみたいと言い、近いし、とりあえずという事で、カフェを出る事にする。
     デパートも実際には日本のものとは違い、石造りの宮殿といった面持ちで、デパートであると言われなければ、およそ想像の付かないものである。
     実際に入ってみる。大抵のデパートは1階が化粧品だが、ここはいきなりジュエリーなどのアクセサリーが並んでいる。
     あまり興味のない高橋さんと俺は素通り。山本さんはそこを見て回ると分かれる。
     エスカレーターで中2階に上がると、女性下着が大胆に並んでいる。よく見たことはないが日本のそれより、何故か大胆に見えるのは不思議なものである。
     そして、2階へとまたエスカレーターで上がっていくと、紳士服がある。
     日本での紳士服と言えば、大抵7階などの上の方にあるものだ。そしてそれだけではなく、服の色もカラフルで明るい色が揃っている。常々、日本の紳士服は暗い色が多いと感じていて、明るい色でセンスのある服を探すのに苦労していたものだから、夢の世界に訪れた様に感じる。
     高橋さんが右往左往している中、俺は一人でフロアを一回りする。そしてその中で気に入ったシャツを見つけてしまう。しかし、日本円にして2万円ほど。普段買うものからすると、高い。片言の英語で話すと、セール品との事で、これでも30パーセント引きらしい。普段、買うと決めたらすぐに買う方だが、珍しく迷う。結局、一度その場を離れる事にする。そして高橋さんのいる場所へと向かう。
     高橋さんは、女性店員と何やら話している。しかし、高橋さんは日本語と身振り手振りばかりで、焦ってしまっている。
    「どうしたんですか?高橋さん。」
    「どっちが似合うかなと思って。」
     身振り手振りで、店員に2つのシャツを合わせて見て、cool?とか、goodとか、聞くが、全く通じていない。そこで咄嗟に出てきた言葉。
    「select」
     という単語だった。全く恥ずかしい英語力ではあったが、これで通じてしまったのだから、不思議である。
     そして、高橋さんは満足げに、買い物を済ませ、そこへ山本さんが姿を現す。
     結局、俺はさっきのシャツは買わずに、ブランド名だけ覚えて去る事にする。後日、そのブランドを調べてみたが、日本ではやはり手に入らないものの様だった。
     さて、次はさっきは開いてなかったサッカーグッズショップへと向かう。期待に胸を膨らませて入店する。
     しかし、規模としては決して大きくなく、ACミラン、インテル、ユベントスのグッズがいくつか並んでいる程度。2回建てではあったが、東京のサッカーグッズショップの方が品数が比較にならない程、多いのではないか?と思ってしまう程である。
     さっき見かけた、屋台で売っているまがい物っぽいグッズもあった。
     しかし、何れにせよ、ミラノだから売っているという感じのものはなく、肩を落として店を後にする。
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    テーマ:ヨーロッパ旅行記 - ジャンル:旅行

    第17話 ミラノ-9
     まだまだ時間はある。
     そろそろ明るくなってもいい時間だが、未だに薄暗い雲が空を覆い、雨も降ったり止んだりが続いている。
     すると、山本さんが口を開く。
    「ちょっと歩くけれど最後の晩餐でも見に行きましょうか?」
     誰でも知っているそのレオナルドダビンチのその作品。確かに見ていて損はないと思う。
    「いいですね。でもすぐに見れるんですか?」
     俺は日本の美術館などをイメージしてそう質問する。
    「本当は予約しないと見れないんだけど、交渉次第よ。」
     彼女のあまりの堂々とした発言に釣られる様に、後を付いていく。
     さっきから街を歩いていて何か違和感を感じる。それは、何だろうか。
    「看板が建物に貼り付いているから、わかりずらいのよねぇ。」
     山本さんの言葉である。確かに、日本の様に、通りを歩いていても遠くに何があるのかはわからない。落ち着いていると言えば聞こえはいいが、不便と言えば不便である。
     数十分歩いただろうか。やっと山本さんの足が止まる。サンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会である。
    「ここね、ちょっと待ってて。」
     高橋さんと俺を置いて、入り口の奥にあるカウンターに行く。俺も興味半分で付いていくと、受け付けの女性に英語で話しかけている。日本から来たので、ぜひ見せて欲しい。そんな様な事を言っている様に聞こえる。何度か粘ってみても、チップをちらつかせても首を横に振るばかりである。理由を聞くと、どうやら今日分のチケットは全て売り切れてしまったようである。
     仕方なく、俺が行きたかったランチのお店を探す事にする。本によると、リーズナブルで美味しい料理が食べられるとの事である。
     まず、スカラ座前広場まで戻る。そしてスカラ座の右の脇道を入って、ブレラ通りを行くとすぐの筈である。コーネルという店名であるが、看板が縦に出ていない為、一軒一軒横を見ていくが、見つからない。すると、大きな建物の所まで来てしまう。ブレラ美術館というらしい。引き返してみるが、すぐにスカラ座広場へと辿り着いてしまう。
     3人で探しても見つからないのだろうか?しかし、そこで山本さんが激励する。
    「もう一度探してみましょう。」
    すると、やっと見つける。看板の様なものはなく、店のドアに筆記体で書かれている。更に、X字型のシャッターは閉められている。
     見つけた挙げ句がこれか。そう嘆息する。
     しかし、そこは明るい山本さん。
    「とりあえず、どっか探しましょう。」
     どんどん歩みを進める彼女に付いていく2人。すると、脇道を入った所に、リストランテがある。値段もそれ程高くない。とりあえずお腹が空いていたし、山本さんの旅行冊子でもそれなりの評価の様で、とにかく3人は入店する。
     やっと本場のイタリア料理にありつける事に、気持ちは高鳴る。
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