1. イタリア旅行サッカー観戦記 | 天空のミラノ
    異国の地でのサッカー観戦を通じて、サポーターの絆は強くなっていく。それはいつまでもいつまでも続くと思っている。





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    第26話 ボローニャ対ユベントス-2
     そろそろスタジアムへ到着かとなった頃。
     小林さんの説明が始まる。ボローニャの地元新聞では先日の中田英寿の活躍により1面で大騒ぎになっていた事。今日発行の新聞であれば手に入れる事は出来るが、ミラノでは手に入らないもので、試合後は警戒態勢になるから買う事は難しいという事だった。
     俺は、それを友人のお土産にしようと決めた。勿論、中田のユニやマフラーと一緒にである。
     そんな事を考えていると、静かな街並みが突然物々しい雰囲気に変化する。恐らく鋼鉄製であろう箱形の警察車両が4台と警官10人弱が通りに姿を現す。
     流石に、イタリアだと思いながら、バスは先を進む。
     すると、今度はさっきより少し多い警察車両がある。ここで、小林さんが緊張した頬で言葉を発する。
    「皆さん、すいません。これ以上バスは先に進めないそうなので、ここで降りて貰う事になります。ユーベのファンは日本人であれば中田を応援しに来ていると思っているので、ユーベファンであっても気をつけてください。」
     バスからは機動隊が壁を作った向こうに溢れるビアンコネロのマフラーを首に巻いた人達が沢山見える。
     バスを降りると遠巻きに好奇の目と、敵視の睨む目に囲まれる。スタジアムの場所が全くよくわからない所で、坂を上っていく。
     その途中途中に多くのユーベサポーターがいて、その殆どがこちらを一瞥する。そして見かけるグッズの屋台もユーベのものばかり。
    昨日のサンシーロでは単なる観戦者であり、敵視される事はないし、ブーイングされる事もない。しかし、今日に限ってはブーイングや睨まれる事や挑発される事が、嫌という程わかる。
     大人の対応を求められる雰囲気の中、スタジアムの入り口へと向かう。ごく普通の人でも肩などがぶつからないように歩いて行く。すると煉瓦で出来ている塔が見えてくる。どこかの学校の様なそれはスタジアムの入り口の上にある様だ。
     バックスタンド側であるからたいそうな門構えには見えないが、何となく見入ってしまった。
     ここで事件が起きる。
     ツアーの人達がはぐれてしまっているのである。どうみても人数が足りない。これを小林さんに伝えると一度止まり、広い所で固まって待つ事にする。
     イタリア人の雑踏の中で日本人は目立たない事はないだろうが、本人達は地図を持っていないのだから、はぐれたら終わりに思える。配布済みのチケットを指し示してイタリア人の温情にすがるしかない。
     小林さんは杜撰な誘導をしていた事も確かで、一度も振り返らずに、立ち止まらずに来てしまっている。それも人混みの中を土地勘のない異国の地で、である。
     俺は苛立った。もうちょっと気を利かせてくれれば、手際よくやってくれれば、時間の浪費は防げるのにと思う。
     居ても立ってもいられなくなり、先ほど通り過ぎた売店まで、山本さんと一緒に歩いて行く。そこでは例の新聞が売られている様である。
     すると、そこではぐれたであろう日本人客に会えた。とにもかくにも、皆が居る広場へと誘導する。これでは誰がツアーコンダクターかわからない。
     暫くすると小林さんが戻ってきて、人数を確認。無事広場に集まった事を確認し、一度解散となる。売店でものを買うもよし、グッズを買うもよしである。
     俺は山本さん、高橋さん、井関さんの4人で先ほどの売店での新聞を買いに行こうと誘う。その時に、山本さんに日本人でもあんなにアバウトになってしまうものなんですねと、皮肉を言うと、彼女も苦笑している。
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    第27話 ボローニャ対ユベントス-3
     売店の前に着くと、何人かが新聞やらを買っているので列に並ぶ。新聞は1部1ユーロであるらしい事を覗き見る。列が自分の番になる。
     お店の中年男性に、俺は8部欲しいと指で示し、10ユーロを渡す。すると、手元の数では足りないのか奥から出してくる。ドキドキとする。
     そして戻ってくると、さっき渡したのは5ユーロか?と札を私に見せる。
     「何を言うか」と思い、俺は必死に違うと日本語で言いながら首を振ってみせる。
     店主は手元を探してみせるが5ユーロ札しか無いような素振り。
     俺は苛立ち、再度強く首を振り、違う事をアピールすると、ようやく10ユーロに気づく。いや気付いたふりをしたようにも見える。これか?とこっちを向いて微笑む。
     そうだと頷くとようやくお釣りが返ってくる。その時幾らか多い気がしていたが、財布へ入れてしまった。
     何せ新聞が厚く、通常の2倍ぐらいある。それに騙されてしまった。後になってそれが5部しかなく、お釣りが多くはなかった事がわかるのだが。そしてお土産が足りなくなってしまう事になる。
     それはさておき、山本さん、高橋さん、井関さんと皆が数部ずつ購入していく。
     そしてさっきの広場へ戻ると、グッズを並べたワゴンが1台だけある事に気付く。英語でこれだけか?と聞くと、これだけだと答える。
     どう考えてもワゴンに申し訳程度である。
     お土産に良さそうなものはない。
     すると小林さんが
    「ではそれぞれスタジアムに入ってください。」
     とアナウンスを始めている。
    「どうします?」
     俺は皆に聞くと、山本さんがこう言いながら皆の顔を見渡す。
    「そろそろ入りましょうか?」
     異論はない様で、俺たち4人は入る事にする。
     コンコースから座席へと階段を上がって行くと、グラウンドが見えてくる。スタジアムとういより、地方の陸上競技場といった感じである。
     そして席は意外にもあっさりと見つかる。
     最前列の端だったからだ。安心して席に着くと、グッズの事やら昼ご飯の事を考え、コンコースへと戻る事にする。
    「ちょっとグッズ探してきます。」
     そう言い残して、俺は1人でグッズを探しに行く。
     途中で係員の人に、ボローニャのグッズの事を聞くと、入ってすぐの所にあるワゴン2つを指す。
     またしてもワゴンセールである。その内1人はおばさん。もう1人は若い男性である。話してみると多少英語ができる様で、ユニフォームはネットのみの販売である事がわかる。 そして他にグッズはないという事である。
     私はこれほどグッズが売ってないとは思わなかった。「恐るべしプロビンチア。」と嘆く。
     気を取り直して、取りあえず格好イイとは思えなかったが、中田英寿ファンの友人へのお土産としてマフラーを2つ購入する。
     そして、お昼ご飯を探しにうろつく。
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