1. イタリア旅行サッカー観戦記 | 天空のミラノ
    異国の地でのサッカー観戦を通じて、サポーターの絆は強くなっていく。それはいつまでもいつまでも続くと思っている。





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    第30話 旅行の黄昏-1
     ホテルに帰り着く。既に夕方である。
     しかし日が落ちるのが遅く、まだ昼間の様に明るい。
    「これからどうしますか?」
     誰となく問い掛ける俺に対して山本さんが答える。
    「みんなお土産とかまだじゃない?駅前のスーパーで何か買ってこない?」
     ナイスアイディアである。山本さんの元気な声に、疲れた身体が少し目を覚ます。そうである。理恵にワインとチーズのお土産を買わないといけない。
    「いいですね、俺、買いに行きます。」
     すると、高橋さんと井関さんも頷く。決まりだ。
     山本さんの先導に付いていく。途中、イタリア人の学生ぐらいの年頃の青年達に、「ナカータ、ナカータ。」とまた囃し立てられる。このときは流石に慣れたもので、軽く手を振り返す。
    駅までは結構すぐであった。
     スーパーに入ってみると、色々なものが並んでいる。チーズが1つの冷蔵棚にずらりとあり、どう違うのかわからない程である。また、ワインは段ボールで積み重ねられた上にこれまたずらりと並んでいる。他にも、注意深く見ていくとバジルソースなども見つける。
     高橋さんが話しかけてくる。
    「チーズはどれがいいですかね?」
    「え、俺もわからないですけど・・・。」
     一番安いモツァレラチーズの値札を見て、暗算でユーロから円に換算する。すると、日本で買うより2割りぐらいは安い計算である。
    「この辺じゃないですか?」
     1つを手に取り、高橋さんに指し示す。そしてそのまま籠にいれ、もう一つも籠に入れる。更にパルミジャーノレッジャーノとゴルゴンゾーラを選ぶ。この勢いに押されたのか、高橋さんもモツァレラチーズを自分の籠に入れる。
    「あと、俺はワインを買わないと。」
    「そんなにスペースあります?」
     高橋さんに言われて気付く。そうである。そんなスペースはあまりない。ワイン一本ぐらいに、職場にお菓子、あとはバジルペーストぐらいにしておこうと考える。
     ワインも数百円程度のものをチョイスし、あとはバジルペーストの一番多く品が並んでいるものを籠に放り込む。最後にピザのお菓子を職場へのお土産として選び、会計の列に並ぶ。
     見慣れたスーパーの光景であるから、楽に行けると思ったのも束の間。
     お金を払う時に、硬貨の判別に時間がかかってしまう。周囲にギザギザが付いているものが・・・黄土色したものが・・・と、焦っている内に、会計の女性も苛々しているのが伝わってくる。
     とにかくゆっくりと硬貨を見極めてしっかり払い終え、逃げるように籠を持ってそこから立ち去る。そしてビニール袋に買ったものを詰め終えると、仲間を捜す。
     すぐに集まり、帰りながら夜ご飯の相談を始める。
    「どこか美味しい所ありましたっけ?」
     俺が山本さんに聞く。
    「確かね、裏手にリストランテがあった筈よ。」
    「じゃあ、そこでいいですね。」
     俺は高橋さんと井関さんの顔を見ると、軽く頷く彼等である。
     ホテルのロビーで一旦別れて、荷物を詰め次第、ここで再会する事を約束する。
     俺はここで、例のボローニャで買った新聞が少ない事に気付くのである。
     後から計算すれば、値段は間違ってなかったが、数が違ったのである。仕方なく、溜息をつきながらも、なんとかキャリーバッグにワインなどを詰め込んでいく。

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    テーマ:ヨーロッパ旅行記 - ジャンル:旅行

    第31話 旅行の黄昏-2
     一通り荷物が詰め終わると、俺はロビーへと下りた。
     既に皆が揃っている。
    「じゃ、行きましょうか。」
     そう山本さんに先導されるのも最早見慣れた風景である。
     お店はあのスポーツ新聞を買った店の脇道を入った所にあった。
     お腹を空かせていたし、リストランテに入るのも2回目なので、慣れたモノで、次々とオーダーする。前菜、フィットチーネノパスタ、イカ墨リゾット、魚の盛り合わせ、赤ワイン。
     次々と料理が出てくるがその度に山本さんと俺はワインのデキャンタを空けてしまう。しまいには赤ワインのボトルを一本頼んでしまい、みんなで飲みきってしまう。
     料理も美味しいが、ワインも強い渋みなどはなく、スルスルと入ってしまう。
     俺の今回の旅行も明日帰るので最後の晩餐になる。
     かなり酔っ払いながらも、グダグダと冗談を交わしたり、感想を言い合ったりする。
     そして、お決まりのブオーノをやり、店員を笑顔にさせて帰途に就く。
     何ごとも無くホテルのロビーで皆と別れ、部屋に戻り、俺はベッドになだれ込む。
     ふと目が覚めると、夜中の3時である。
     妙に目が冴えてしまい、テレビのチャンネルを当てもなく変える。チャンネル数は20ぐらいあっただろうか。しかし面白いと感じるものは全くなく、いつのまにか眠りに落ちていた。
     翌朝、空港へと出発である。まずはロビーで朝御飯を食べる。
     これがこの仲間の最後の食事である。俺はそんな感傷に浸りながら、こんな言葉が口から自然と出る。
    「連絡先の交換とか、集合写真とか撮りませんか?折角ですから。」
    「いいですよ。」
    「いいですね!」
    「記念ですしね!」
     そんな賛同を得て、無事写真とメールアドレスの交換をしたのである。
    集合写真
     こうして、皆が連絡先を交換した事で、後日また面白い事が起こるのである。

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