1. イタリア旅行サッカー観戦記 | 天空のミラノ
    異国の地でのサッカー観戦を通じて、サポーターの絆は強くなっていく。それはいつまでもいつまでも続くと思っている。





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    第14話 ミラノ-6
     ベッドに寝そべり、TVを見ながら、用意を始める。しかしすぐに終わってしまい、8時半前であったが、ロビーへと下りていく。すると二人は既に待っている。
     すぐにホテルを出ようとすると、どんよりとした雲が空を覆い、雨がまばらに降っている。山本さんの先導で地下鉄へと向かう。
     入り口の階段を下りていくと、ガランとして広く暗い。ガンメタリックの色をしたコンクリートが冷たい。人気は殆どいない。土曜の朝に東京ではこんな状況はありえないと思う。
     そして、改札口や切符を買う場所が見えてくる。改札口は駅員がグレーのプラスティックに囲まれた中から、通る客をチェックしている様である。
     しかし、改札口で切符を殆どチェックされている様子がない。何人かが通り過ぎるが、チラッと紙片を見せているだけの様に見える。いや見せていない人も見かける。
     地元の人は切符を買っているのか?定期の様なものがあるのか?何れにせよ、買わなくてはならないという厳しさはなく、良心に任せるという感じである。
     表示板をあてにしてホームへと向かい、電車を待つ。ホームで待っているのは、モデルの様な足の長く綺麗な白人女性がベンチに腰掛けて待っているだけである。
     少しすると電車が来て、それに乗る。さっきまでの人の少なさとは違い、車内は席は全て埋まり、また結構な人の数である。
     そしてアコーディオンを持った初老の男性がいる。俺はそれを見てあるエピソードを思い出す。
     いきなり音楽を演奏してみせて、お金を要求するという事。他にもバリエーションがある様で、「この人は親切だな。」と思わせておいて、後でお金を要求するという筋書きである。
     そしてこの男性も演奏を始める。聞いたことのある曲ではないが、物悲しく、切ない気持ちにさせる。
     少しの間、その音楽に浸ってしまう。しかし、音楽が途切れると、その男性はチップを入れる箱を持って回ってくる。確かに、いい曲であったが、知らん顔をさせてもらう。
     隙を見せてはならないという緊張からかもしれない。するとすぐにドォーモ広場に到着する。
     電車を降り、出口の方へと向かう。屋根のない階段を上がっていくと、雨は依然として降っている。すぐに折り畳みの傘を広げ、地上へと到着する。
     すると周囲はこってりとした純ヨーロッパ風の建物が周囲一体の広場を囲うように立ち並んでいる。

    ドォーモ広場


     大聖堂などはわかるとしても、商店街があるアーケードの入り口の門でさえ巨大で荘厳な建物である。思わずデジカメを手にして撮影してしまう。

    アーケード門


     あまり写真を撮るのは好きではないのだが、こればっかりは撮らずにはいられなかった。ただ、名物の大聖堂は改修中で全景を拝む事はできなかった。

    ドォーモ大聖堂
    テーマ:ヨーロッパ旅行記 - ジャンル:旅行

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