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  1. イタリア旅行サッカー観戦記 | 天空のミラノ
    異国の地でのサッカー観戦を通じて、サポーターの絆は強くなっていく。それはいつまでもいつまでも続くと思っている。





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    第18話 ミラノダービー-1
    スパゲッティ

     俺たちの他に客はいなかった。それが少し不安にさせた。更にメニューはイタリア語と英語であったが、何れも完璧な仲間はおらず、店員と話しながら決める。
     カプリチョーザのピザ(気まぐれピザ)、マルゲリータのピザ、ココットのスパゲッティを2人前。ワインをハーフボトル。
     次々と運ばれてくる料理。どれも美味しい。ハーブの香りが違うのだろうか。
     しかし、やはり全ての量が多かった。
     スパゲッティを1.5人前食べ、ピザも3分の1は食べたが、2人は平均的日本人のお腹の大きさだったのか控えめである。俺は、スパゲッティは好物で、普通に2人前~3人前を平らげるので、ちょっと別なのかも知れない。
     帰りに、ブオーノと頬を人差し指で差してやると、店員は笑って何かを言っている。陽気な笑顔にこちらも癒される。ちなみにご存じの方もいらっしゃるかもしれないが、ブオーノは美味しいという意味である。
     そしてお腹も一杯になった所で、再び街を歩く。すると、雑貨屋さんを発見。
     元来雑貨が好きな俺は、一緒に入ってくれる様に、2人にお願いする。
     変わったものはあったが、特に興味を持つとか、お土産にしたいと思ったモノはなかった。
     その後も街をブラブラとして、夕暮れになってきたので、一度ホテルへ帰る。
     ついにお目当てのミラノダービーである。行き方も、山本さん頼りである。ドォーモ広場まで地下鉄で行き、そこから沢山のトラム(路面電車)が出ている中から、彼女の先導で乗る。不安は一杯である。
     泊まる停留所はわからず、とりあえず終点という事で幾分安心はしていたが、街を知らない俺にとって、不安は簡単にはかき消えない。
     そしてすし詰め状態。山手線のラッシュを高校時代から経験している俺にとっては、大したことはなかったが、いつまで着くのがわからないと、不快度も増すものである。
     それに、混んでるトラムの中でスリに遭わないか、不安でもある。
     そしてふと、地下鉄が混んでなかった事を考えると、規模は違えど、一大イベント、街を挙げてのイベントであると実感する。
     少し余裕も出来てくると、ミラニスタである、ロッソネロ(赤と黒)の服装を身に纏った人達が多い。そしてまた、私が今朝買ったガゼッタ紙を手にしている中年男性もいる。
     トラムはかれこれ1時間程度は走っている。
     時折見える、山本さんと高橋さんの横顔や後ろ姿を見て、安心する。
     早く着かないものか・・・。
     興奮は冷めやらない。


    テーマ:ヨーロッパ旅行記 - ジャンル:旅行

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