1. イタリア旅行サッカー観戦記 | 天空のミラノ
    異国の地でのサッカー観戦を通じて、サポーターの絆は強くなっていく。それはいつまでもいつまでも続くと思っている。





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    第29話 ボローニャ対ユベントス-5
     そして始まった後半。
     試合は動く。開始10分頃にユベントスがゴール前でのフリーキックのチャンス。これをデルピエロが蹴り、ユリアーノが押し込みゴール。
     そしてここから慌ただしくなっていく。
     攻めたいボローニャを、上手くいなすユベントス。
     ここでターレに代えてメグニが出場し、ボローニャが押し気味に進めるが、1点は遠い。
     何度も惜しい場面があるが、そのまま試合は終了する。
     0-1。
     ユベントスの試合巧者ぶりが際だった試合であった。
     会場は溜息と、ユベントスサポーターの歓喜が入り交じる。
     俺たちはスタジアムを出て行くと、周囲のボローニャファン達は、原チャリで帰って行く。こちらはバスなので、ユベントスサポーターと同じ方向である。
     行きに来た道を戻っていると
     「ナカータ!」
     「ナカータ!」
     とユベントスサポーターが挑発する様に、マフラーを翳してくる。
     馬鹿にされているのは百も承知だが、相手にする必要はないと冷静に小林さんの後を付いていく。
     そしてバスに乗り込むと、緊張していたのか疲れがどっと押し寄せてくる。
     小林さんがこんな事を言っているのが耳に流れ込んでくる。
    「行きに同じ様な日本人観光客のバスがあり、高速道路の途中で休憩を取ったら、バックミラーを壊された事がありました。こちらは何ごともなくて良かったですね。」
     酷いものだと思いながらも、睡魔に襲われてバスの座席に身を預ける。
     ふと目覚めると、もう高速道路を降りる所である。あっという間である。
     道路には見慣れないメーカーの車が路上駐車で並ぶ。あれはフィアットだ。こっちはアルファロメオ。日本では考えられない。そしてどこを見ても同じ様なロココ調の建物がいつまでも続く。
    テーマ:ヨーロッパ旅行記 - ジャンル:旅行

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